廃棄物
廃棄物は、大きく分けて産業廃棄物と一般廃棄物に分けられます。産業廃棄物は、事業活動において生じた廃棄物のうち、法で定める20種類を指し、それ以外を一般廃棄物と呼んでいます。また、被害が生じる恐れのあるものを特別管理一般廃棄物とし、特別な処理・管理をしています。
産業廃棄物・・・燃え殻や廃油、金属くず、ゴムくず、がれき、紙くず、木くず等
一般廃棄物・・・新聞、雑誌、衣類、食器、粗大ゴミ、乾電池、生ゴミ等
特別管理一般廃棄物・・・PCBが含まれるもの、汚泥、感染性一般廃棄物、ばいじん等
また、その処理の方法にも違いがあります。産業廃棄物は廃棄物を出した業者が処分し、一般廃棄物は市区町村が処分することになっています。
ただし、一般廃棄物の中には市町村で処分できない処分できないケースもあり、その際には廃棄物処理業者が許可を受けて処分します。
粗大ゴミ
一般ゴミの中に粗大ゴミがありますが、その扱いは普通の一般ゴミとは異なります。粗大ゴミには各自治体で基準を設けています。東京の例ですと、最も長い部分が30cm以上の場合を粗大ゴミと定義しています。自治体によって、基準に差がありますので、確認しておきましょう。
粗大ゴミ・・・タンス、机、椅子、鏡台、布団、マットレス、たたみ、自転車、サーフボード等
粗大ゴミは通常の処分ですと費用が必要です。自治体によって処分費用は異なりますが、大きなものにであればあるほどその処分費用も高額になります。また、処分の手続きも面倒です。電話連絡後、処理券を購入し、指定された場所に置いておくのが一般的な流れになります。誰か手伝ってくれる方がいるなら大丈夫ですが、一人で重い物を出すとなると大変です。
通常の処分では、労力と費用がかかるため、不用品回収業者やリサイクル業者、またネットオークションを利用するのも手段の一つです。
ただし、不用品回収業者に依頼する際には注意は必要です。
不用品回収業者の中には、お客さんの様子や知識レベルに合わせて、見積額を調整するような悪徳業者が多いのも残念ながら事実です。
優良業者であれば、必ず適正価格の見積もりを行い、見積もり額を確定・確認してから作業にはいるので、予想外に高い出費になってしまった、などという失敗とは無縁です。各地域に、多くの不要品回収業者がいるため、必ずホームページをよく読み、比較検討し、その業者が信頼できるかどうかを判断することが大切です。